Webライターの仕事もだんだん板に付いてきて、すっかり在宅ワーカーなここ最近。
それにしても、いまだにつくづく思うんです。
文章を書くだけでお金がもらえるのってすごいよなぁ…と。
私にとって文章を書くのは、収入のためというより趣味に近いことで、とにかく書くことが好きなんです。書いてさえいれば幸せという感じ。
これまでの私にとって、書くことは収入を得るための手段ではなく、書くこと自体が目的でした。
たとえお金がもらえなくてもたぶん書くことは一生やめないと思います。
だから、自分がこれだけ好きなことをして、それで報酬が発生するというのが感覚的に信じられないのです。
だって、労働って本来ツラいものですよね。
これまでも、私は収入のために我慢して働いてきました。
でも今は、楽しいんです。
労働=書くことなんですもの。
こんなに楽しんで、お金までもらえちゃっていいんですか?
‥‥‥そんな気分。
不思議です、本当に。
もちろん、仕事で書くときは、自分の好きなことを書けるわけじゃないし、普通にこうして自分のブログを書くよりずっと大変。
時には「面倒だな…」と思うこともある。
いや、けっこうしょっちゅう面倒です。
クライアントとのやり取りで嫌な思いをすることもあるし、修正依頼がバンバンくると気が滅入るし。
書くために本を読まなくてはいけなかったり。
大変は大変。
確かに。
でも、そんな苦労はどの仕事にだって付き物ですから。
嫌な仕事で、さらにそういった面倒ごとや嫌なことが起こるのが普通ですから。
大好きな書く仕事をさせてもらってるんですから、それにまつわるゴタゴタなんて私にとっては取るに足らないことです。
ここへ文句を吐き出すこともたびたびありますが…。
でもよくよく考えたら、好きなことにくっ付いてくる苦労なんて、そんなものは無いも同然なんです。
こうして自分の部屋でカタカタとパソコンを打って、ときどき窓から山を眺めたり、好きなときにコーヒーをいれてブレイクタイムを楽しんだり。
締め切りに追われるときはちょっと焦るけど、そんな追い込みもまた「仕事人」って感じでうれしくもあり。
そして、フリーで在宅ワークというのもまた本当に気楽で。
仕事を増やすも減らすも自分しだい。
嫌いなクライアントとは縁を切ることもできるし。
ぜんぶ自分で決められる。
こんな自由な世界があるなんて、本当に驚きなんです。
これまでがんじがらめの世界でばかり生きてきたから。
何だか、いまだに夢みたいで、ふわふわと現実感のないまま仕事をしている私。
人に縛られない、場所に縛られないというのは、なんて気楽なんだろうか。
人が苦手な私だから、この解放感が心底たまりません。
もう二度と組織に属したくない気分。
フリーの厳しさも確かにあるけれど、それを補って余りあるほどの自由と気楽さがあります。
40も半ばになって、こんな理想の仕事に巡り合えるとは思ってもいませんでした。
この気持ちを書き留めておきたくて、今日はこんな記事になりました。
それでは、また。