Webライターの仕事をしていると、文章を書くときの構成がとても大切だと身に沁みます。
構成がしっかりできていれば、記事は圧倒的に読みやすくなります。
逆に、構成ができていないと、なにを言いたいのか焦点がぼやけた記事になってしまったり、読み手が迷子になりやすくなってしまったりします。
良い文章を書きたかったら、まずは構成をしっかり考えなければいけません。
……というのは重々承知なんですが、じつは私は構成がとっても苦手。
もともとブログを書いていた期間が16年ととても長かったこともあり、自分本位の文章を書くことに慣れ過ぎているんですよね。
なので、読み手を意識した文章作りというのが私にとっては非常にハードルが高いんです。
でも、文章でお金を得るためには、たくさんの人に読んでもらえる記事を書くことが必要不可欠。
ニーズの無い記事に価値なんてありませんもんね。
星4つの評価を受けて気付いたこと
以前、クライアントさんにはじめて星4つの評価をもらったときに、ものすごく自信を失ってしまったことがありました。
それまではずっと星5つの評価しかもらったことがなかったので、それが普通なのかな?と思っていたし、自分はそれなりの記事を書けているんだと、すこしばかり自信過剰になっていたんです。
それが、とつぜん星4つの評価。
コメントでは記事を褒めてくれているのに。
その評価のおかげでこれまで評価5.0をキープしていたのが、4.9に下がってしまいました。
でも、評価が下がったことより、自分の記事のいったいどこに問題があるのか自分ではいくら考えても分からないことが大問題だと思いました。
これからライターとしてやっていくなら、自分に足りないところを知ってそれをカバーするべきだ!と思い、そのとき勇気を出してクライアントさんに尋ねてみたんですよね。
そのくだりはこちらのブログで綴っているので、興味のある方はどうぞ↓
添削してもらって分かった「構成力のなさ」
その後、自信喪失してしまった私は、プロの人に添削をお願いしました。
そこで言われたのは、「構成力をもっと身に付けましょう」という言葉。
それまでの私の記事の書き方は、まずテーマとキーワードに沿ってリサーチをおこない、記事のおおまかな内容を決め、だいたいのタイトルを付けて、そこからいきなり本文を書き出すというパターンでした。
導入文からいきなり書きはじめ、このあたりかな~?という部分でそのとき思い付いた見出しを付け、その見出しの内容を書き進めていく。
そしてまた適当な部分で見出しを入れ……という感じで書き進めていき、指定文字に近づいてきたあたりで何となく締めに入る。
今思うと、適当過ぎて恐ろしくなりますが、でも本当にそんな感じだったんです。
一応、読み返しておかしい部分を修正したりはしましたが、添削で指摘されるまで「構成」というものをちゃんと考えたことがありませんでした。
ちなみに、今のこの文章もそんな書き方をしています^^;
自分のブログなので、本当に適当です…。
そういうわけで、私がライターとしてやっていくには、とにかく「構成力」を身に付けることが必要なのだと、このときようやく悟りました。
トッププロの人たちも構成にかなりの時間を割いている
その添削では相手の方からいろいろためになるお話を聞けたんですが、その中でとくに印象に残っているのが、「私は今も構成にいちばん時間をかけています」という言葉。
ライターとして大活躍しているトッププロの人でも構成に手を抜かず、しかもいちばん時間を費やしているのか…。
そう思ったら、経験もなく未熟な私が構成を甘く見ていたことに、我ながら恥ずかしいやら情けないやら。
それ以来、私はリサーチのあとに構成をしっかり考えるようにしました。
タイトルと見出し、そこに書くだいたいの内容をメモして、記事の完成図をしっかり整えてから記事の執筆に取りかかるのです。
そのようにやり方を変えてから、確かに私の記事はとても読みやすくなったと感じます。
当たり前ですけどね…。
以前がダメダメ過ぎました^^;
ライターは文章でお金を得るのですから、自分の好きなことを好きなように書くことは出来ないのだと、しっかり肝に銘じないといけません。
書きたいことや自分なりのスタイルは、自分のブログで表現するべきで、仕事でそれをやるべきではありませんね。
中には自分の表現がそのまま仕事につながるライターもいるでしょうが、それはそこに価値がある場合のみですよね。
もう毎日が勉強、勉強、また勉強です。
でもやっぱり、構成を考えてから書くより、最初から思いのままに書く方がずっと楽しいですけどね~。
仕事は仕事!と割り切って、これからもしっかり取り組まなくては。
それでは、また。