在宅でWebライターを始めるのはとっても簡単。
パソコンとネット環境さえあれば、「ランサーズ」などのクラウドソーシングを利用して誰でも今すぐに仕事を始めることができます。
ところで、よく「WebライターをやるならWord(ワード)は必須」と聞きますが、実際のところどうなんでしょう?
もともとパソコンにMicrosoft Officeが付属していれば問題ありませんが、なかにはOfficeが付いていない場合や、新しくパソコンを買おうとして、Microsoft Officeが必要かどうか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
Officeを付けるとけっこう値が張ってしまいます。
もし無くても平気なら、無理して付けるのはもったいないですよね。
ということで、私の経験に基づき、「Webライターの仕事にワードは必要か否か?」の話をしたいと思います。
Webライターの仕事にワードは必要か?
結論から言うと、私は現在Microsoftのワードを使っていません。
(※追記……2018年ごろから「Microsoft 365」を利用しています)
記事を納品するときのファイル形式は基本的にクライアントの希望に沿う形にしますが、依頼を見ているとわりとファイル形式にはこだわらないクライアントが多いように思います。
「納品はワードファイルで」と指定されている場合でも、「無理な場合は相談に応じます」となっていたりして、交渉次第ではワード以外のファイルでもわりと柔軟に受け付けてくれる印象があります。
これまで私がお付き合いしてきたクライアントさんは「メモ帳などのテキストファイルかワードファイルで」というケースが多かったので、最初のころはライティングも納品もMicrosoftの「メモ帳」を使っていました。
でも、そのうち「ワードで」と指定されることが出てきたため、ワードソフトを購入しようかどうか悩んで色々調べてみたところ、Microsoftのワードと互換性のあるフリーソフトがあることが分かりました。
私はさっそくフリーソフトのひとつをダウンロード。
その中のワープロソフトをワードの代わりに仕事で使いはじめました。
フリーソフトはいくつか種類があるのですが、私が選んだのは「LibreOffice」です。
無料のオフィスソフト「LibreOffice」とは?
「LibreOffice(リブレオフィス)」というのは、無料オフィスソフトです。
普通、オフィスソフトと言えば「Microsoft Office」ですよね。
ワード、エクセル、パワーポイントなどが付いている、いちばん有名なオフィスソフトです。
私はWebライターの仕事をはじめるまで、オフィスソフトというのはMicrosoft社のソフトだと思っていたのですが、実はそうではなかったんですね。
世にはさまざまなオフィスソフトがあり、その中には無料で使えるものもあるんです。
いま私が使っているリブレも、無料のオフィスソフト。無料なのに、ぜんぜん普通に使えます。
今のところ困っていることはひとつも無く、このリブレで十分な仕事ができているので、わざわざ高いMicrosoftのワードを購入する必要はないんじゃないか、と思っています。
LibreOfficeとワードの互換性について
ここで気になるのは、「ワードで納品してください」と言われた記事をリブレの「Writer」(ワードと同じワープロソフト)で書いて納品したとき、果たして相手のワードファイルでちゃんと表示されるのだろうか?という「互換性」の問題ですよね。
実は、リブレの「Writer」は、ワード形式で保存することができます。
クライアントに「ワードファイルで」と指定された時は、リブレで作成した記事をワード形式で保存して相手に納品していますが、これまでそれで特に問題が発生したことはないため、おそらく問題なく表示されているのだと思います。
一度、自分の古いパソコンのワードソフトで試しにリブレで作成したファイルを開いてみたことがあるのですが、まったく問題なく表示されました。
インターネットで検索すると、まれにちゃんと表示されないケースもあるようなので、あまり過信しすぎるのは危険かもしれませんが、画像などが無くて文字だけのファイルなら、それほど問題はないかと思います。
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LibreOfficeのデメリット
一応、リブレのデメリットも書いておきます。
ワードにはあるのにリブレには無くて、残念だなぁ…と思っているのが、「スペルチェック」や「文章校正」の機能。
ワードなら文書を作成しながらスペルチェック・校正ができるので手間いらずですが、リブレにはなぜか日本語版の校正機能が付いていないため、別の方法でミスをチェックする必要があります。
もちろん、自分で何度も見直すのも良いですが、それでも間違いに気付かないこともあるので、できればチェックツールを使用する方が確実ですよね。
私は2種類のチェックツールを使用していますが、どちらも無料で使えるので便利です。
→ 日本語の文章のタイポ/変換ミス/誤字脱字エラーをチェック/校正
※どちらもネット上でのチェックになるため、自己責任でご使用ください。
その他には、リブレを使っていてとくに不自由を感じたことはありません。
無料でここまで使えるソフトがあるなんてありがたいかぎり。
実際、リブレや他のフリーソフトを使って仕事をしているライターさんはけっこういるようです。
まとめ
Webライターの仕事がまだ軌道に乗るまでは、この仕事が自分に合っているのか、長く続けられるのか、いろいろ不安だと思います。
私もそうでしたし…。
実際のところ、フリーソフトで十分な仕事ができますので、最初は高いワードを無理して買わなくても、それらのフリーソフトを利用してまずは仕事をはじめ、慣れてきてからワードの購入を検討してみるのが良いかと思います。
気になっているのはやはり校正なんですよね。
上記で紹介したようなサイトを使うよりも、ネットを介さずに手元でチェックできた方がセキュリティ的には安全だと思うので、いずれは私もちゃんとワードを購入したいと思っています。(※2018年に購入済み)
それでは、また。